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シーズー犬図鑑|性格・特徴・飼い方・健康・歴史まで完全ガイド

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シーズーは、小型犬のなかでも特に穏やかで家庭向きの性格を持ち、丸い瞳と短い鼻の独特な表情、ふんわりとした美しい被毛で長く愛されてきた犬種です。落ち着きがある一方で甘えん坊な一面もあり、一緒に暮らすほど魅力が増していきます。

本記事では、シーズーの性格や外見、歴史といった基本的な特徴はもちろん、日々のケアで気をつけたい点、健康管理、子犬期の育て方、生活にかかる費用まで幅広く整理しています。これから迎えたい方にも、すでに一緒に暮らしている方にも役立つよう、実際の暮らしに近い目線でまとめています。

目次

第1章|シーズーの基本特徴

シーズーは、家庭犬として非常に扱いやすい性格と、上品さを感じさせる外見を持つ小型犬です。

温厚で落ち着きがあり、初めて犬を迎える家庭でも暮らしやすいのが特徴です。一方で、こだわりが強かったり、気分が乗らないと動かない頑固さを見せることもあり、その独特の個性も魅力のひとつです。

ここではシーズーという犬の全体像を、外見・性格・歴史の視点からまとめていきます。

外見的な特徴

シーズーの外見は「丸顔」「大きな瞳」「短い鼻」「豊かな被毛」という4点が大きな特徴です。もともと宮廷で愛された犬種のため、見た目にはどこか品の良さが残っています。

  • 体高は23~27cm前後の小型犬
  • 被毛は長く、柔らかく、密度の高いダブルコート
  • 毛色はゴールド、ホワイト、ブラック、ブリンドルなど多彩
  • 頭部は丸く、やや短いマズルが特徴
  • 全体にコンパクトで、抱きやすい体形

特に被毛は湿気の影響を受けやすいため、ロングで伸ばす場合はブラッシングが必須です。一方で、ペットサロンでは短めのスタイルに整えて日常の管理をしやすくする家庭も多いです。

性格の特徴

シーズーの性格を一言で表すなら「穏やかでのんびり」。攻撃的な面が少なく、家族のそばでゆったりと過ごすことが得意です。

  • 甘えん坊で人の近くにいたがる
  • 初対面にも比較的フレンドリー
  • 運動欲求は強すぎず、室内環境との相性が良い
  • 他犬種に比べ頑固な面があり、気分によって動きが止まることも
  • 落ち着きがあるため、子どもやシニアとの相性も良い

小型犬のなかでも「騒がしくないタイプ」のため、集合住宅での暮らしとも相性が良いです。

暮らしとの相性

シーズーは室内での生活を前提に作出されてきた犬種で、気温や湿度の影響を受けやすい体質です。

  • 高温多湿に弱く、夏場は熱中症対策が必須
  • 長時間の留守番は苦手ではないが、適度なコミュニケーションが必要
  • 小さな子どもとも比較的トラブルが起こりにくい
  • 多頭飼いでも適応しやすい

過度な運動を必要としないため、都会の生活・マンション暮らしとの相性が良い点も特徴です。

シーズーの歴史

シーズーはチベット原産の犬と、中国の宮廷で飼われていた玩具犬が交配され、独自に発展したとされます。皇帝の寵愛を受けて育てられたため、人に寄り添う性質が強く残っています。

  • ルーツはラサ・アプソなどのチベット犬
  • 中国・宮廷で「獅子狗」と呼ばれていた
  • イギリスに渡り、犬種としての標準が確立
  • 愛玩犬として世界的に普及し、現在も人気

宮廷文化で磨かれた外見と性格が、現代の家庭犬としての優しさにそのまま残っています。

第1章まとめ表(シーズーの基本データ)

項目内容
原産国中国(チベット犬がルーツ)
体高約23〜27cm
体重約4.5〜7.0kg
毛質ダブルコート・長毛・柔らかい被毛
毛色ホワイト、ゴールド、ブラック系、ブリンドルなど多彩
平均寿命12〜15歳前後
性格穏やか、甘えん坊、頑固な面あり、落ち着きがある
向いている飼い主初めての方、シニア層、マンション在住の家庭
注意点暑さに弱い、被毛管理が必要、目や皮膚のケア必須

第2章|シーズーの性格を深掘り

シーズーの性格は「穏やか」「控えめ」「甘えん坊」「頑固」という複数の要素がバランスよく混ざり合っています。

小型犬のなかでは落ち着いたタイプで、日々の暮らしに大きな起伏を求めない穏やかさが魅力です。一方で、自分なりのこだわりが強い場面では簡単には譲らない頑固さもあり、このギャップが“シーズーらしさ”として多くの飼い主に愛されています。

ここでは、この犬種特有の性格をより具体的に掘り下げます。

甘えん坊で人との距離が近い

シーズーは「家族のそばにいたい」という気持ちが強い犬種です。ベタベタまとわりつく甘え方というより、静かに寄り添うような距離感を好む傾向があります。

  • 人の近くで落ち着く
  • 触られすぎは苦手でも、近くにはいたい
  • 飼い主の生活リズムに合わせるのが得意
  • 小型犬としては吠えも少なめ

過度に依存するタイプではないため、落ち着いた家庭環境と非常に相性が良いです。

落ち着きがあり、生活テンポがゆっくり

シーズーの多くは急に走り回るよりも、一定のテンポで生活するタイプです。

  • 環境の変化への適応がゆっくり
  • 家の中で静かに過ごすのが得意
  • 過度な運動を必要としない
  • 高齢者・小さな子どもとも生活リズムが合わせやすい

日常で“手のかかりにくさ”を感じる家庭が多い理由は、この落ち着きによるところが大きいです。

じつは頑固さが強く、自分のペースを崩さない

穏やかで優しげな性格の裏に、シーズーらしい“強めのこだわり”があります。

  • 気が乗らないと動かない
  • トレーニングでは同じやり方を嫌うことがある
  • 気に入らない環境・音・匂いがあると拒否する
  • 思考が切り替わるまでに時間がかかる

この頑固さはトラブルというよりも、性格の個性として理解して付き合うことが大切です。

初対面にも比較的フレンドリー

小型犬の中には警戒心の強い犬種も多いですが、シーズーは比較的フラットです。

  • 初対面の人にも落ち着いて接しやすい
  • 他の犬とも適度な距離感を保つ
  • 社会化をきちんと行うことでより安定した性格になる

ただし、子犬期に他犬や環境への経験が少ないと臆病さが出ることもあるため、適度な社会化は必要です。

家族との時間を大切にする

シーズーは、飼い主の表情や声のトーンをよく観察しています。

  • 飼い主の気分を敏感に読み取る
  • スキンシップや話しかけで満足度が上がる
  • 過度なスキンシップより“ちょうど良い距離感”を好む

この“空気を読む”ような感覚が、シーズー特有の穏やかで優しい魅力につながっています。

関連記事:愛犬との愛情はスキンシップ!|犬の喜び撫で方とNGな撫で方を徹底解説

多頭飼いでも適応しやすい

攻撃性が低いため、シーズーは多頭飼育にも向いています。

  • 争いを避けるタイプ
  • 相手に合わせることが比較的得意
  • ただし気に入らない犬には完全に距離を取る

落ち着いた犬種同士であれば、ストレスなく生活できます。

シーズーの性格 まとめ表

項目内容
性格の傾向穏やか、落ち着きがある、甘えん坊、頑固な面もある
甘え方の特徴静かに寄り添う、ベタ付きすぎないちょうど良い距離感
生活リズムテンポがゆっくり、室内中心の生活が得意
トレーニング傾向繰り返しすぎると飽きる、気分に左右されやすい
初対面の人・犬への反応比較的フレンドリー、過度な警戒は少ない
多頭飼いとの相性攻撃性が低く、他犬との距離を保つのが得意
家族との関係気持ちをよく読み取る、穏やかなコミュニケーションを好む
向いている家庭静かに過ごす時間が多い家庭、マンション、シニア層、子どもがいる家庭
注意点頑固でペースが崩れにくい、子犬期の社会化は必須

第3章|シーズーの飼い方と日常ケアのポイント

シーズーと快適に暮らすためには、被毛の手入れ、顔周りのケア、体温管理、生活環境づくりなど、いくつかのポイントがあります。

小型犬としては比較的穏やかで扱いやすい犬種ですが、被毛や皮膚、目に関するケアは欠かせないため、ここでは日常生活で特に意識したい項目を整理していきます。

被毛の特徴とケア方法

シーズーは柔らかく密度の高い被毛を持つため、毛玉ができやすい犬種です。日常のケアとしては以下が基本になります。

  • ブラッシングは最低でも週3〜4回
  • ロングスタイルの場合は毎日が理想
  • 静電気が発生しやすいので、保湿スプレーの併用が有効
  • 汚れやすい部分(足先・胸元)は部分的に短めに整える家庭が多い

サロンでは短めのカットにして、毛玉リスクを下げる飼い方も一般的です。

顔周りのケア(涙やけ・鼻周りの清潔維持)

シーズーは目が大きく鼻が短い体形のため、顔周りのケアが欠かせません。

  • 目やにが溜まりやすい
  • 涙が多い場合は涙やけになりやすい
  • 鼻周りの湿気がこもりやすい

朝晩に軽く拭く習慣をつけるだけでも皮膚トラブルの予防になります。

耳のケア

垂れ耳で通気性が悪いため、耳の中が蒸れやすい特徴があります。

  • 耳のにおいチェックをこまめに
  • 汚れたまま放置すると外耳炎につながりやすい
  • サロンでの耳掃除も定期的に依頼するのが安心

蒸れやすい時期は特に注意が必要です。

暑さ対策は必須

シーズーは短頭種の特徴も持つため、暑さに弱い犬種です。

  • 真夏の散歩は早朝・夜にずらす
  • 室温を下げ、湿度もコントロールする
  • 車内待機は絶対に避ける
  • 呼吸が荒くなりやすいため、熱中症リスクが高い

夏場は特に温度管理を徹底する必要があります。

散歩量と運動の目安

シーズーは大きな運動量を必要としませんが、短い散歩は毎日が理想です。

  • 1回15〜20分の散歩を1〜2回
  • 無理に走らせる必要はない
  • 室内での遊びと軽い散歩で十分な運動量になる

体力に個体差があるため、呼吸の状態を見ながら調整すると安心です。

食事管理と肥満予防

もともと運動量が多くないため、シーズーは体重が増えやすい傾向があります。

  • おやつの与えすぎに注意
  • 食事量は体格と生活リズムに合わせて調整
  • 皮膚や涙の状態に合わせてフード選びを工夫する

体重管理が健康寿命に直結しやすい犬種でもあります。

留守番との相性

飼い主の姿が見えないと不安になる犬もいますが、シーズーは比較的落ち着いて過ごせるタイプです。

  • 適度な距離感で過ごせる
  • 音や環境の変化を嫌うため、安心できる場所を作ると良い
  • 長時間の留守番は避けたいが、数時間なら問題なし

自分のペースでゆったり過ごせる環境を整えてあげることが大切です。

飼育・ケアのチェックポイント総まとめ

項目内容
被毛ケア密度の高い被毛で毛玉ができやすい。ロングは毎日、ショートでも週3〜4回のケアが必要。
顔周りケア涙やけ・鼻周りの湿気に注意。毎日の拭き取りが有効。
耳の管理垂れ耳で蒸れやすい。外耳炎予防にこまめなチェックが必要。
暑さ対策短頭種要素があり高温多湿に弱い。室温管理と散歩時間の調整が必須。
運動量1日15〜20分の散歩を1〜2回。無理な運動は不要。
食事管理体重が増えやすい。フード量とおやつ量の調整が重要。
留守番短時間であれば問題ないが、静かに過ごせる環境づくりが大切。

第4章|シーズーがかかりやすい病気と健康管理のポイント

シーズーは小型犬のなかでも比較的寿命が長く、穏やかな性質で日常管理もしやすい犬種です。

ただし、目・皮膚・呼吸器・膝関節といった部位に特有の弱点があり、早期発見と予防がとても重要になります。

この章では、シーズーがかかりやすい代表的な病気や、体質的に注意すべきサインをわかりやすく整理し、日常生活で気をつけたい健康管理のポイントをまとめます。

目のトラブル(角膜炎・ドライアイ・白内障など)

シーズーは大きく丸い眼をしているため、外的刺激を受けやすい特徴があります。

  • 角膜炎:目をこする、涙が増える、白く濁るなど
  • ドライアイ:涙が少なくなり、目が乾きやすい
  • 白内障:年齢とともに濁りが見られる

被毛が目に入ることで角膜に傷がつくこともあるため、前髪を短く整えることも予防のひとつになります。

皮膚トラブル(脂漏症・アレルギー性皮膚炎)

被毛が長く密度が高いため、皮膚が蒸れやすくトラブルが起こりやすい犬種です。

  • 脂漏症:べたつき、独特のにおい、フケが増える
  • アレルギー性皮膚炎:痒みや赤みが出やすい
  • マラセチア皮膚炎:湿気で繁殖しやすい菌が悪化要因に

定期的なシャンプーと、通気性を意識したカットで予防しやすくなります。

関連記事:なぜ犬にイボができる?良性・悪性の判別方法・ 原因・症状・治療・予防まで徹底解説

呼吸器の問題(短頭種の特徴)

シーズーは短頭種の特徴を部分的に持っているため、呼吸が荒くなりやすい傾向があります。

  • 喉が狭く、いびきが出やすい
  • 興奮時に呼吸音が大きくなる
  • 高温多湿、運動のしすぎで呼吸が乱れやすい

とくに夏場や運動後の呼吸状態には注意が必要です。

膝蓋骨脱臼(パテラ)

小型犬に多い関節のトラブルで、シーズーも例外ではありません。

  • 後ろ足をケンケンするように上げる
  • 運動後に足を気にする
  • ソファの上り下りなどの積み重ねが原因になることも

滑りにくい床環境を作るだけでも予防効果があります。

逆くしゃみ(特徴的な呼吸発作)

シーズーは逆くしゃみを起こしやすい犬種です。発作的に鼻を鳴らし、ブーブーという音を立てて吸い込むのが特徴ですが、多くの場合は数十秒で落ち着きます。

  • 興奮時
  • 気温差
  • ホコリや匂いの刺激

上記が引き金になることが多く、頻度が多い時は獣医師に相談すると安心です。

日常で注意したい早期サイン

以下のような変化がある場合、早めの受診で進行を防げることが多いです。

  • 目をしょぼしょぼさせる、こする
  • 皮膚が赤い、ベタつく、匂いが強い
  • 呼吸がいつもより荒い
  • 歩き方がぎこちない
  • 耳を気にして頭を振る

変化が出た時は、早めの対応が健康寿命に直結します。

シーズーが注意したい健康ポイント一覧

項目内容
目の病気角膜炎、ドライアイ、白内障など。大きな瞳で傷つきやすい。
皮膚トラブル脂漏症、アレルギー性皮膚炎、マラセチア皮膚炎。湿気が大敵。
呼吸短頭種特徴で呼吸が乱れやすい。熱中症リスク高め。
関節膝蓋骨脱臼が代表的。滑りやすい床で悪化。
逆くしゃみ興奮・温度差・刺激で発生しやすい。多発時は受診を推奨。
早期サイン目の違和感、皮膚の状態変化、呼吸の荒さ、歩き方の異常など。

第5章|シーズーの子犬育て(生後2ヶ月〜1歳までのポイント)

シーズーの子犬期は、性格の土台が決まり、体づくりの基礎が整う最も重要な時期です。

生後2〜3ヶ月は環境に慣れる段階、4〜6ヶ月で社会性が育ち、7ヶ月以降は成犬に向けた落ち着きが出始めます。この時期の関わり方によって、その後の性格・生活習慣・健康管理が大きく変わります。

ここでは月齢に応じた具体的な育て方を整理し、失敗しやすいポイントと、シーズーの特性を踏まえた適切なサポート方法をまとめます。

関連記事:犬と一緒に寝るのはOK?それともNG?一緒に寝る人を選ぶって本当?

生後2〜3ヶ月:環境に慣れ、生活リズムを作る時期

迎えたばかりのシーズー子犬は、環境変化によるストレスを受けやすいため、まずは安心できる生活の型を作ります。

  • ケージ・トイレの位置を固定して覚えやすくする
  • 生活音(テレビ、洗濯機、人の声)に慣れさせる
  • 食事は1日3〜4回に分ける
  • 短い時間でこまめに遊ぶ
  • 無理に構いすぎず、休む時間を確保する

この時期に「安全な場所」を覚えることが、その後の落ち着きにつながります。

トイレトレーニングのコツ

シーズーは頑固な面があるため、急に覚えるというより“積み重ねて定着”させるタイプです。

  • 失敗しても叱らない
  • 成功したら即、褒める
  • トイレの位置は絶対に変えない
  • 匂いの残りやすい場所は早めに清掃
  • 成功率が上がるまでは行動範囲を広げすぎない

気分で動きが止まる性質があるため、繰り返しが非常に重要です。

関連記事:犬がおしっこをしない場合の対処法|病気や原因は?おしっこをしない理由を徹底解説

生後4〜6ヶ月:社会化をじっくり育てる時期

シーズーはもともと穏やかでフレンドリーな犬種ですが、社会化が不足すると臆病さや警戒が強く出ることがあります。

  • 他犬・他人との程よい距離の経験を増やす
  • 抱っこで外の景色を見せる
  • いろいろな床(フローリング、芝、カーペット)に慣れさせる
  • 病院やサロンに行く練習を早めに始める
  • 短時間の留守番も少しずつ

シーズーは刺激に対して急激に慣れないタイプなので、「少しずつ・段階的に」がポイント。

甘噛み・要求吠えの対処

子犬期に多い悩みですが、シーズーは比較的落ち着きやすい反面、こだわりが出ると行動が定着しやすい傾向があります。

  • 甘噛みはすぐにやめさせ、噛んで良いおもちゃに誘導
  • 要求吠えは反応しすぎない
  • 興奮しすぎない遊び方を意識する
  • 無理に叱らないほうが長期的に安定しやすい

興奮が続くと呼吸が苦しくなる犬種なので、“落ち着いた遊び”が基本です。

生後7ヶ月〜1歳:成犬に向けた落ち着きが出る時期

徐々に体格も成犬に近づき、生活リズムが安定してきます。

  • 散歩の距離を少しずつ伸ばす
  • 基本のコマンド(待て、座れ、おいで)を強化
  • トリミングでカットスタイルを決める
  • 食事は1日2回に移行
  • 体重管理を意識する

落ち着きが出始める反面、頑固さもはっきりするため、しつけの方向性を早めに決めるのが理想です。

関連記事:犬があくびをする本当の理由|ストレス・病気・しつけとの関係を徹底解説

子犬の食事管理

シーズーは消化があまり強くない個体もいるため、子犬期の食事は慎重に進めます。

  • 脂質の高すぎるフードは避ける
  • 涙やけが気になる場合はグレインフリーやタンパク源変更も検討
  • 食事量は月齢と体格に合わせて調整
  • 一気食いは避け、複数回に分ける

食事で皮膚や目の状態が変化しやすい犬種です。

運動量と遊び

子犬だからといって激しい運動や走り込みは必要ありません。

  • 毎日10〜15分の軽い散歩(ワクチン完了後)
  • 室内遊びを中心にする
  • 激しすぎる遊びは呼吸を乱しやすい

短頭種寄りの特徴から、体調を見ながら調整することが重要です。

シーズー子犬の成長と育成ポイント総まとめ

月齢ポイント
生後2〜3ヶ月環境に慣れる、生活リズム作り、無理に構いすぎない
4〜6ヶ月社会化を徐々に進める、外の経験を増やす、サロンや病院の練習
7ヶ月〜1歳生活が安定、基本トレーニングの強化、体重・呼吸管理が重要
トイレ叱らず、成功体験を積ませる。匂い管理と範囲制限が大切
食事複数回に分ける。涙やけ・皮膚に合わせてフード調整
遊び・運動短時間で十分。激しい遊びは呼吸が乱れやすい
問題行動甘噛み・要求吠えが出やすい時期。静かに誘導して落ち着かせる

第6章|シーズーと暮らすメリット・デメリット

シーズーは、家庭犬として非常に人気が高い犬種ですが、メリットだけでなく特性に基づいた注意点もあります。

シーズーの性格、体質、生活習慣を総合的に理解することで、飼い主との相性がより正確に判断できます。

この章では、暮らしてみて感じる利点と、日常で気をつけたい点を公平に整理します。

メリット:穏やかで暮らしやすい性格

シーズーは小型犬のなかでも特に落ち着いたタイプで、家庭での生活に非常に適しています。

  • 攻撃性が低く、人に優しい
  • ベタベタしすぎず、適度な距離で寄り添う
  • 吠えが比較的少ない
  • 室内飼いとの相性が良い
  • 初めて犬を迎える家庭でも扱いやすい

穏やかさと生活テンポの安定によって、集合住宅でもトラブルが少ない点も大きな魅力です。

メリット:家族全体と相性が良い

シーズーは飼い主の表情や雰囲気をよく読み取り、家族全員と穏やかな関係を築きやすい犬種です。

  • 子どもとも過ごしやすい
  • 高齢者との生活テンポにも馴染む
  • 他犬とも争いを起こしにくい

家庭全体で迎え入れやすい柔らかさがあります。

メリット:運動量が多すぎず、日常管理がしやすい

激しい運動を必要としないため、運動管理が比較的楽です。

  • 1日15〜20分の散歩を1〜2回で十分
  • 室内遊びを中心にすれば無理がない
  • 都市部・マンションでも問題なく暮らせる

体力よりも「一緒に過ごす時間」を大切にするタイプです。

デメリット:被毛と皮膚のケアに手がかかる

美しい被毛と柔らかい皮膚は、見た目の魅力である反面、日常管理の負担につながることがあります。

  • 毛玉ができやすい
  • シャンプーとドライの頻度が必要
  • 涙やけが起こりやすい
  • 皮膚の蒸れやすさによるトラブル

短くカットすることで管理負担は減りますが、それでも最低限のケアは必須です。

デメリット:暑さに弱く、体調管理が重要

シーズーは短頭種の特徴も持つため、温度・湿度に敏感です。

  • 夏場は散歩時間の工夫が必要
  • 室温管理を怠ると体調を崩しやすい
  • 興奮しすぎると呼吸が乱れやすい

季節によってはケアの手間が増える点がデメリットといえます。

デメリット:頑固さが行動に現れやすい

普段は穏やかですが、こだわりが強い面が日常で出ることもあります。

  • 気分で動かなくなる
  • 繰り返しのしつけに飽きやすい
  • 嫌なことを避けようとする行動が定着しやすい

こうした性格を理解して接することで、問題行動は大きく減らせます。

シーズーの魅力と生活面の要点まとめ

項目内容
メリット穏やか、吠えが少ない、家族全体と相性が良い、室内向き、運動量が多すぎない
デメリット被毛と皮膚のケアが必要、暑さに弱い、頑固さが出る、呼吸が乱れやすい場合がある
向く家庭マンション、静かな家庭、子どもがいる家庭、高齢者との暮らし
注意ポイント温度管理、被毛ケア、目と皮膚の健康管理、しつけは段階的に

第7章|シーズーを迎える際の費用と年間コスト

シーズーは小型犬のなかでも飼いやすい犬種ですが、被毛の管理やトリミング頻度を考えると、年間コストは決して低くありません。

迎え入れ時の初期費用、毎月の生活費、トリミング代、医療費などを総合的に把握することで、長期的に無理のない飼育計画を立てることができます。

この章では、一般的な相場をもとに、シーズーにかかる費用の全体像を整理します。

初期費用(迎え入れ〜生活が整うまで)

シーズーを迎える際に必要な初期費用は以下が一般的です。

犬代・ワクチン・用品代の例

項目費用の目安
子犬代15万〜40万円前後(血統・月齢・地域で変動)
ワクチン・健康診断1万5千〜3万円
ケージ・ベッド・トイレ用品1〜3万円
食器・首輪・リード5千〜1万円
初期のシャンプー・ケア用品3千〜8千円
初期費用合計18万〜45万円前後

月々の生活費(フード・おやつ・日用品)

シーズーは小型犬なのでフード消費量は多くありませんが、皮膚や涙やけの状態に合わせてフードを選ぶとコストに差が出ます。

  • フード:3,000〜7,000円
  • おやつ:1,000〜2,000円
  • トイレシートなどの日用品:1,000〜2,000円

月の生活費の目安:5,000〜11,000円前後

トリミング代(最も差が出る項目)

シーズーは毛質の特性上、定期的なトリミングが必須です。

  • カット+シャンプー:5,000〜12,500円(地域性が大きい)
  • 1〜2ヶ月に1回が基本
  • ロングにする場合はさらに頻度が増す場合あり

年間のトリミング費用の目安:3万〜10万円前後

被毛管理の項目が、年間コストに大きく影響します。

医療費・予防費

健康管理で必要な一般的な費用は以下の通りです。

  • 混合ワクチン:6,000〜10,000円
  • フィラリア予防:年間8,000〜15,000円
  • ノミダニ予防:年間6,000〜15,000円
  • 健康診断・血液検査:1万〜2万5千円

年間の予防医療費の目安:3万〜6万円前後

皮膚や目の治療を行う場合は、別途費用がかかることがあります。

年間総額の目安

上記を総合すると、シーズーの年間維持費は以下が一般的です。

年間維持費目安:9万〜20万円前後

トリミング頻度や医療費の有無で変動します。

飼育に必要な費用目安一覧

項目費用の目安
子犬代15万〜40万円前後(血統・月齢・地域で変動)
ワクチン・健康診断1万5千〜3万円
ケージ・ベッド・トイレ用品1〜3万円
食器・首輪・リード5千〜1万円
初期のシャンプー・ケア用品3千〜8千円
初期費用合計18万〜45万円前後

まとめ|シーズーという犬の本質

シーズーは、穏やかで落ち着きがあり、家族との距離を大切にする犬種です。日々のケアが必要な部分もありますが、生活リズムを共有しながら静かに寄り添ってくれる存在として、多くの家庭で愛されてきました。

この章では、ここまでの内容をもとに、シーズーという犬の本質を最後にまとめます。

穏やかさと優しさが最大の魅力

シーズーは、攻撃性が低く、人にも犬にも優しいタイプです。落ち着いた性格は家庭でのトラブルを生みにくく、初めて犬を迎える家庭でも安心して向き合える点が大きな魅力です。

ケアの手間があるほど愛着が深まりやすい

被毛や皮膚、目のケアは必要ですが、その分だけ日々のコミュニケーションが増え、絆が深まりやすい犬種でもあります。毎日のちょっとしたお手入れが信頼関係のベースになっていきます。

家庭の中心になりやすい性質

シーズーは家族全員の雰囲気を感じ取りながら行動するため、自然と家庭の中心に近いポジションに立ちやすい特徴があります。静かに寄り添うその存在は、暮らしに安心感を与えてくれます。

暮らしやすさと個性のバランスが絶妙

穏やかで扱いやすい一方、頑固な面やこだわりの強さもあり、犬らしい個性を楽しめるバランスの良い犬種です。この“ちょうど良い個性”が、シーズー特有の魅力だといえます。

まとめ|シーズーは「静かに寄り添う家族」になれる犬

シーズーは派手にアピールするタイプではありませんが、家族の一員として静かに寄り添ってくれる温かさがあります。

日々のケアを丁寧に続けていける家庭なら、シーズーは長く穏やかに、そして深い信頼で結ばれたパートナーになってくれるでしょう。

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