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ビションフリーゼ|ふわふわの白い小さな相棒。性格・歴史・飼い方・健康まで徹底図鑑

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ビションフリーゼは、まんまるの白いシルエットと陽気な性格で、多くの家庭に愛されている小型犬です。可愛らしい見た目から「初心者向け」と思われがちですが、実際にはケアの手間がかかる犬種であり、誤った情報のまま迎えるとトラブルの原因にもなります。

この図鑑では、ビションフリーゼの

  • 歴史
  • 外見と体格
  • 性格の特徴
  • 飼育の難易度
  • グルーミング
  • 健康と寿命
  • 向いている家庭

まで正確な情報を丁寧にまとめました。これから迎えたい人、すでに家族として暮らしている人のどちらにも役立つ内容です。

関連記事:ビションフリーゼの子犬育て方|生後2ヵ月〜1歳までの完全ガイド

目次

起源・歴史|地中海の船と共に発展した犬種

ビションフリーゼの歴史は古く、地中海沿岸で誕生した「バルブ犬系統」 に属すると考えられています。この系統には、マルチーズ・ボロニーズなどが含まれ、共通の祖先を持つとされる小型犬のグループです。ビションフリーゼは特に

  • 船乗りのパートナー
  • 商船の伴侶犬

として航海に同行した記録が残っている地域もあります。柔らかい被毛や明るい性格は、長い航海の中で人々が癒しとして可愛がったからこそ形成されたと言われています。

ヨーロッパ貴族に愛された存在

14世紀〜17世紀にかけて、フランスやスペインの上流階級に愛玩犬として広く迎えられ、絵画や宮廷の記録にも姿を残しています。

のちの17〜19世紀に一時繁栄が衰えましたが、20世紀初頭にフランスとベルギーで復活運動が行われ、現在のビションフリーゼが確立しました。

国際分類

FCI(国際畜犬連盟)ではグループ9「コンパニオン・トイ・ブリード」に分類されます。

性格・気質|陽気・柔らかい・人が大好き

ビションフリーゼの性格は、明るい・穏やか・社交性が高いという言葉がよく当てはまります。具体的な特徴は以下のとおりです。

  • 愛情深く、家族と距離が近い
  • 子どもや他の犬とも馴染みやすい個体が多い
  • 遊び好きで、感情表現が豊か
  • やさしい気質で、攻撃性は低いとされる
  • 一方で「人と常に一緒にいたい」傾向もある

注意点として、留守番が長い家庭には向きにくいという面があります。甘えん坊な気質から、分離不安につながるケースもあるため「一緒に過ごす時間の確保」が重要です。

飼育のしやすさ|室内飼い向きだが“ケアの多さ”に注意

ビションフリーゼは総合的には飼いやすい犬種ですが、以下のポイントで向き不向きがあります。

室内生活に非常に向いている

  • 小型で運動量も適度
  • 温度管理が必要なため室内が望ましい
  • 吠えやすさは個体差があるが、しつけでコントロール可能

マンションでも飼いやすい犬種です。

運動量の目安

  • 散歩は1日2回、20〜30分程度
  • 小型犬としては標準的
  • 室内遊びも好むので、ボール遊びで満足する個体も多い

グルーミング|「毎日のブラッシング」と「月1〜2回のトリミング」が必須

ビションフリーゼの飼育で最も重要なのは 被毛のケア です。

毎日のブラッシング

巻き毛はフェルト状になりやすく、放置すると

  • 毛玉
  • 皮膚炎

の原因になります。ブラッシングは必須で、特に

  • 耳の後ろ
  • 首まわり
  • 太もも
  • わき下

はもつれやすいポイントです。

トリミングの頻度

  • 月1回〜1.5回が一般的
  • 伸びが早く、目の中に毛が入らないよう定期的なカットが必要

代表的なカット

  • ショータイプ(アフロのような球形)
  • ベアカット
  • コンパクトカット
  • 柔らかい雰囲気のサロンスタイル

どのカットも“丸み”を活かすことでビションらしさが出ます。

健康・寿命|平均12〜15歳前後が一般的

ビションフリーゼは比較的健康な犬種とされますが、犬種特有のリスクもあります。

ここでは「犬種でみられることがある」と報告される一般的な項目のみ紹介します。

かかりやすい病気(傾向)

  • アレルギー性皮膚炎
  • 外耳炎
  • 膝蓋骨脱臼(小型犬で一般的)
  • 涙やけ
  • 歯周病
  • 白内障
  • 関節炎

特に皮膚と耳は、被毛が密で湿気がこもりやすい構造上、ケアが重要です。

寿命

平均寿命は 12〜15歳前後 とされます(小型犬として一般的な長さ)。

しつけ・トレーニング|ポジティブトレーニングが合うタイプ

ビションフリーゼは、人が好きで褒められるのが好きという特徴があるため、ポジティブなアプローチが向いています。

しつけのポイント

  • 子犬期からの社会化が重要
  • 留守番は徐々に慣れさせる
  • 叱るより褒めるほうが効果的
  • トイレは比較的覚えやすい個体も多い
  • 甘えん坊ゆえに依存関係を作りすぎないことが大切

“優しい性格だが、実はメンタルが繊細”という一面もあります。

ビションフリーゼに向いている人・向かない人

向いている人

  • 犬と過ごす時間をしっかり確保できる
  • 毎日のブラッシングを苦にしない
  • トリミング代の継続負担が可能
  • 甘えん坊な犬とゆっくり暮らしたい人
  • 家族全員で可愛がれる家庭

向かない可能性がある人

  • 長時間の留守番が多い
  • ブラッシング・耳掃除が苦手
  • トリミング費用を抑えたい
  • 抜け毛少=手入れが楽、と誤解している

ビションフリーゼを迎える際のポイント

ビションフリーゼの人気が高い分、迎え方にも注意が必要です。

迎える前にチェック

  • 信頼できるブリーダー・ショップか
  • 両親犬の情報(性格・体格)
  • 遺伝疾患の取り組み状況
  • 社会化が適切に進められているか

注意点

  • アレルギー低減犬として紹介されることがあるが“絶対ではない”
  • 毛玉放置は皮膚病になりやすい
  • 子犬期からのケア習慣がその後の健康に直結する

まとめ|ビションフリーゼは「手間をかけるほど魅力が増す犬」

ビションフリーゼは、明るく優しい性格で、人に寄り添うことが得意な小型犬です。その一方で、被毛ケアの大変さ・トリミングの頻度の高さ・留守番の弱さなど、飼育に必要な手間もしっかり存在します。

しかし、この手間を「負担」ではなく「愛犬との時間」として楽しめる家庭であれば、ビションフリーゼは一生の素晴らしいパートナーになります。

ふわふわの白い被毛に包まれながら、家族の中心に自然と溶け込んでいく——そんな魅力を持つ犬種です。

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