アラスカン・マラミュートは、オオカミのような外見と堂々とした体格から「強そう」「飼うのが大変そう」と思われがちな犬種です。一方で、実際には人との関わりを大切にする穏やかな一面も持ち合わせています。
本記事では、見た目の印象だけでは分かりにくいアラスカン・マラミュートの本来の特徴を整理し、家庭で飼ううえで知っておくべき基礎知識を丁寧に解説していきます。
第1章|アラスカン・マラミュートってどんな犬?基本的な特徴

アラスカン・マラミュートを理解するには、「そり犬としての役割」から考えることが重要です。見た目の迫力だけでなく、どのような目的で生まれ、どんな体と性質を持つようになったのかを知ることで、飼育時の注意点や向き不向きが見えてきます。
原産と歴史
アラスカン・マラミュートは、北極圏に近いアラスカ地域に暮らしていたマラミュート族によって育てられてきた犬種です。重い荷物を長距離運ぶ「そり犬」として活躍してきました。
スピードを競う犬ではなく、持久力と力強さを重視して改良されてきた点が大きな特徴です。人と協力して働くことを前提にしていたため、攻撃性は比較的低く、協調性のある性格が形成されました。
20世紀に入ってから犬種として整備され、現在は家庭犬・ショードッグとしても飼育されています。
体格とサイズ
アラスカン・マラミュートは大型犬に分類され、骨太でがっしりとした体つきをしています。
一般的なサイズの目安は以下の通りです。
- 体高
- オス:約63〜66cm
- メス:約58〜61cm
- 体重
- オス:約38〜45kg
- メス:約34〜38kg
体高以上に体重があり、筋肉量が非常に多いのが特徴です。体は引き締まっており、胸が深く、持久力に優れています。
被毛の特徴
アラスカン・マラミュートは極寒地で暮らしてきた犬種らしく、非常に厚いダブルコートを持っています。
被毛の特徴は以下の通りです。
- 密度の高いダブルコート
- 上毛は硬め、下毛は非常に密
- 換毛期に大量の抜け毛が出る
- 防寒性が高い反面、暑さに弱い
毛色は以下のようなバリエーションがあります。
- グレー&ホワイト
- ブラック&ホワイト
- セーブル&ホワイト
- レッド&ホワイト
- ソリッドホワイト
寿命
アラスカン・マラミュートの平均寿命は 10〜14年程度 とされています。大型犬としては標準的な範囲です。
寿命に影響しやすい要素としては、
- 体重管理
- 運動量と休息のバランス
- 暑さ対策
- 関節ケア
- 定期的な健康診断
などが挙げられます。特に日本の高温多湿環境では、体調管理が重要になります。
第1章まとめ表
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 原産 | アメリカ(アラスカ) |
| 犬種分類 | 大型犬・そり犬 |
| 体高 | 約58〜66cm |
| 体重 | 約34〜45kg |
| 被毛 | 厚いダブルコート |
| 寿命 | 約10〜14年 |
第2章|アラスカン・マラミュートの性格と気質の傾向

アラスカン・マラミュートは、見た目の迫力から「強気」「支配的」と誤解されやすい犬種ですが、実際の性格はかなり異なります。そり犬として人や仲間と協力して働いてきた背景が、現在の気質に強く影響しています。
この章では、家庭犬として向き合ううえで重要な性格の特徴を整理します。
基本的な気質
アラスカン・マラミュートの基本的な気質は、穏やかで落ち着きがあり、過度な攻撃性を見せにくい点にあります。一方で、自信があり、自分の判断を大切にする側面も持ちます。
主な特徴は以下の通りです。
- 温厚で人に対して友好的
- 感情表現は控えめだが安定している
- 自信があり堂々としている
- 刺激に対して過剰反応しにくい
- 集団行動に適応しやすい
番犬向きというより、「静かに存在感のある犬」といった性格です。
自立心/依存傾向
アラスカン・マラミュートは自立心が強めで、常に人に依存するタイプではありません。そり犬として自分で状況を判断する能力が求められてきたためです。
傾向としては、
- 一人で落ち着いて過ごせる
- 常に構われることを求めない
- 指示待ちより判断重視
- 過干渉を嫌うことがある
一方で、信頼している家族との時間は大切にするため、完全な放置にも向きません。適度な距離感が重要です。
忠誠心・人との距離感
忠誠心は高いものの、服従的ではありません。アラスカン・マラミュートは「従う犬」ではなく、「協力する犬」です。
行動面では以下の傾向が見られます。
- 飼い主の態度をよく見ている
- 不公平な扱いに反発しやすい
- 強い叱責で関係が悪化しやすい
- 穏やかな一貫性に応える
力で抑えるしつけは逆効果になりやすく、信頼関係の構築が最優先になります。
吠えやすさ・警戒心
アラスカン・マラミュートは無駄吠えが少ない犬種です。必要以上に吠えることは少なく、警戒心も過度ではありません。
特徴としては、
- 来客に対しても比較的落ち着いている
- 遠吠えをする個体がいる
- 警戒よりも観察するタイプ
ただし、退屈や刺激不足が続くと、遠吠えや破壊行動につながることがあります。
他犬・子どもとの相性
他犬との相性は個体差が出やすいですが、基本的には群れで行動してきた犬種のため、適切な社会化があれば協調性を示します。
- 同性犬同士は相性が分かれやすい
- 落ち着いた犬とは関係を築きやすい
- 過度に支配的な犬は苦手
子どもとの関係については、基本的に温厚ですが、体格が大きく力もあるため、必ず大人の管理が必要です。乱暴な接触や興奮した遊びは避けるべきです。
第2章まとめ表
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 基本気質 | 温厚・落ち着きがある |
| 依存傾向 | 低〜中程度 |
| 忠誠心 | 高いが服従型ではない |
| 吠え | 少なめ(遠吠えあり) |
| 他犬との相性 | 個体差あり |
| 子どもとの関係 | 管理下で良好 |
第3章|アラスカン・マラミュートは飼いやすい?向いている家庭・注意点

アラスカン・マラミュートは穏やかで落ち着いた性格を持つ一方、体格・運動量・環境条件の影響を強く受ける犬種です。「性格が良い=飼いやすい」とは限らず、生活環境との相性がそのまま飼育の難易度になります。
この章では、実際の暮らしを想定して向き不向きを整理します。
飼いやすい点
条件が整えば、アラスカン・マラミュートは安定した家庭犬になりやすい犬種です。特に次の点は長所として挙げられます。
- 人に対して攻撃性が低い傾向
- 無駄吠えが少なく落ち着いている
- 群れ意識があり家族単位でなじみやすい
- 忍耐力があり感情の起伏が小さい
- そり犬由来の協調性がある
番犬向きではありませんが、静かに家族と過ごす存在としては非常に安定感があります。
注意点
一方で、見た目や性格の良さだけで判断すると、負担に感じやすい点も多くあります。
特に重要な注意点は以下の通りです。
- 体が大きく、力が非常に強い
- 運動不足になるとストレスが溜まりやすい
- 暑さに弱く、日本の夏に対策が必須
- 被毛管理と抜け毛の量が多い
- 指示に即従うタイプではない
「大型犬を飼う」という覚悟と、環境管理の手間を前提に考える必要があります。
向いている家庭
アラスカン・マラミュートに向いているのは、次のような家庭です。
- 大型犬の飼育経験がある、または十分に学ぶ姿勢がある
- 日常的に運動時間を確保できる
- 室温管理(冷房・換気)を徹底できる
- 犬の自立性を尊重できる
- 落ち着いた生活リズムがある
特に、広めの住環境や郊外での生活と相性が良い犬種です。
向いていない可能性がある家庭
以下の条件に当てはまる場合、飼育の難易度が高くなる可能性があります。
- 集合住宅や狭い住環境
- 長時間の留守番が常態化している
- 暑さ対策に十分な設備がない
- しつけに即効性を求める
- 小型犬感覚での飼育を想定している
特に日本の夏を軽視すると、健康面のリスクが高まります。
初心者適性
アラスカン・マラミュートは、初心者向きとは言えません。
ただし、以下を理解したうえで準備できる場合は飼育可能です。
- 大型犬の特性を学ぶ意欲がある
- 専門家(獣医・トレーナー)と連携できる
- 時間・体力・費用に余裕がある
- 犬の判断力を尊重できる
「初めてでも絶対に無理」ではありませんが、軽い気持ちで迎える犬種ではありません。
第3章まとめ表
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 飼いやすさ | 環境次第で可 |
| 長所 | 温厚・無駄吠えが少ない |
| 注意点 | 大型・暑さ・運動量 |
| 向いている家庭 | 大型犬理解・管理力あり |
| 初心者適性 | 基本的に低め |
第4章|アラスカン・マラミュートの飼い方と日常ケア

アラスカン・マラミュートの飼育で最も重要なのは、「運動・被毛・温度管理」の3点です。性格がおとなしくても、生活管理を誤ると体調不良や問題行動につながりやすいため、日常ケアの質がそのまま飼いやすさに直結します。
この章では、家庭で実践すべき管理ポイントを具体的に整理します。
運動量と散歩
アラスカン・マラミュートはそり犬として長距離を移動してきた犬種のため、日常的な運動は欠かせません。ただし、スピードよりも「持続的に体を動かす運動」が向いています。
目安となる運動量は以下の通りです。
- 1日2回、合計60〜90分程度
- ゆったりしたペースの長めの散歩
- 引っ張り運動は管理下で実施
- 気温が低い時間帯を選ぶ
激しいダッシュやジャンプより、一定のリズムで歩く運動の方が満足度が高くなります。
本能行動への配慮
マラミュートは作業犬としての本能が強く、「何か役割を持つこと」で精神的に安定しやすい犬種です。
配慮したいポイントは以下です。
- 荷物を引く遊び(安全管理必須)
- ルールのある遊びを取り入れる
- 単調な散歩だけにしない
- 刺激不足を作らない
仕事を与えられない環境では退屈しやすく、掘る・噛むなどの行動につながることがあります。
被毛ケア/トリミング
アラスカン・マラミュートは非常に被毛量が多く、特に換毛期のケアが重要です。
基本的な被毛ケアは以下の通りです。
- ブラッシング:週2〜3回(換毛期は毎日)
- アンダーコートの除去を意識
- シャンプーは月1回前後
- 皮膚状態の確認を習慣化
被毛を短く刈る「サマーカット」は皮膚トラブルや体温調節不全につながるため、基本的には推奨されません。
食事管理と体重
体格が大きく筋肉量も多いため、体重管理は健康維持の要です。太りすぎは関節・心臓への負担になります。
意識したい点は以下です。
- 成犬でも活動量に応じて量を調整
- 高タンパク・適正脂質のフード
- おやつの管理を徹底
- 体型チェックを定期的に行う
肋骨が軽く触れる程度を目安に体型を確認すると管理しやすくなります。
留守番と生活リズム
マラミュートは比較的自立心がありますが、刺激のない環境が続くと退屈しやすい犬種です。
安定した生活のために意識したい点は以下です。
- 毎日の生活リズムを一定にする
- 留守番前に運動を行う
- 涼しく落ち着ける場所を用意
- 帰宅時に過剰に構わない
特に夏場は留守番中の室温管理が必須になります。
第4章まとめ表
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運動量 | 1日60〜90分 |
| 運動の質 | 持続型・作業的 |
| 被毛ケア | 換毛期は毎日 |
| 食事管理 | 体重・関節重視 |
| 留守番 | 可能だが環境管理必須 |
第5章|アラスカン・マラミュートがかかりやすい病気

アラスカン・マラミュートは体力があり比較的丈夫な犬種ですが、大型犬特有の疾患や、この犬種に多い体質的な注意点があります。病気のリスクを正しく理解し、早期発見・予防につなげることが重要です。
代表的な疾患
股関節形成不全
大型犬に多く見られる関節疾患で、股関節の構造異常により歩行に支障が出ます。遺伝的要因に加え、成長期の体重増加や過度な運動が悪化要因になります。
- 歩き方がぎこちない
- 立ち上がりに時間がかかる
- 運動を嫌がる
- 後肢をかばう動作が見られる
体質的に注意したい点
アラスカン・マラミュートは寒冷地原産のため、日本の高温多湿環境では体調を崩しやすい傾向があります。
注意点は以下の通りです。
- 暑さに弱く、熱中症リスクが高い
- 体が大きく、関節に負担がかかりやすい
- 被毛が厚く皮膚トラブルに気づきにくい
夏場の室温管理は命に関わる重要事項です。
遺伝性疾患(あれば)
報告されている遺伝性疾患には以下があります。
- 多発性神経障害(多発性ニューロパチー)
- 股関節形成不全
- 甲状腺機能低下症
- 進行性網膜萎縮(PRA)
発症率は高くありませんが、ブリーダー選びや健康診断が重要になります。
歯・皮膚・関節など
歯の健康
大型犬は歯石が付きやすく、歯周病が進行しやすい傾向があります。定期的な歯磨き習慣が重要です。
皮膚管理
被毛が密なため蒸れやすく、皮膚炎やホットスポットに注意が必要です。換毛期のケア不足が原因になることもあります。
関節ケア
体重管理と床の滑り対策は必須です。フローリングではマットなどを活用します。
第5章まとめ表
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 代表的疾患 | 股関節形成不全 |
| 体質的注意 | 暑さ・関節負担 |
| 遺伝疾患 | 神経障害、PRA |
| 歯の問題 | 歯周病 |
| 日常配慮 | 体重・温度管理 |
第6章|アラスカン・マラミュートの子犬期の育て方

アラスカン・マラミュートは成犬になると落ち着いた性格になりやすい犬種ですが、子犬期は体格の成長スピードと精神的な成熟に大きな差が出やすい特徴があります。この時期に「力の強さ」や「大きさ」だけに目を向けると、将来的に扱いづらさが残るため、考え方と関わり方が非常に重要になります。
社会化の考え方
マラミュートの社会化では、「数多くの刺激に慣らす」よりも、「落ち着いて受け止められる経験を積ませる」ことが重要です。興奮しやすい環境に無理に連れ出すと、警戒心や回避行動が強く残ることがあります。
意識したいポイントは以下の通りです。
- 静かな環境から段階的に慣らす
- 人・犬・音との接触は短時間から
- 自分で距離を取れる状況を作る
- 落ち着いていられた経験を評価する
大型犬であるため、社会化不足は成犬時のトラブルに直結しやすく、慎重さが求められます。
しつけの方向性
アラスカン・マラミュートは知能が高く、自分で考える力が強い犬種です。そのため、命令に従わせる訓練よりも「一貫したルールを教える」ことが重要になります。
基本方針は以下です。
- 体罰や強制は使わない
- ルールを家庭内で統一する
- 落ち着いた行動を評価する
- 指示の意味を理解させる
特に重要なのは、「待つ」「落ち着く」「人に飛びつかない」といった大型犬として必須の行動です。
問題行動への向き合い方
子犬期のマラミュートでは、以下の行動が見られやすくなります。
- 甘噛みが強くなりやすい
- 興奮すると止まりにくい
- 物を壊す・掘る
- 呼びかけに反応しにくい
これらは性格の問題ではなく、体力と知能の高さによるものです。
対応としては、
- 十分な運動と休息のバランス
- 噛んで良い物を明確にする
- 興奮前にクールダウンを入れる
- 叱るより環境を整える
が基本になります。
運動と知的刺激
成長期のマラミュートは体が完成していないため、過度な運動は関節に負担をかけます。一方で刺激不足は問題行動の原因になります。
適切な運動・刺激の考え方は以下です。
- 散歩は短時間を複数回
- 長距離走やジャンプは避ける
- ノーズワークを積極的に取り入れる
- ルールのある遊びを行う
嗅覚や思考を使う遊びは、体への負担を抑えつつ満足度を高めます。
自立心の育て方
マラミュートは本来、自立心が強い犬種です。子犬期に過度に構いすぎると、依存や要求吠えにつながることがあります。
意識したい点は以下です。
- 常に相手をしない
- 一人で過ごす時間を徐々に作る
- 要求に即応しない
- 安心できる休憩スペースを用意する
適度な距離感を保つことで、成犬時の安定につながります。
第6章まとめ表
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 社会化 | 落ち着いた経験重視 |
| しつけ | ルール一貫型 |
| 問題行動 | 体力・知能由来 |
| 運動 | 控えめ+知的刺激 |
| 自立心 | 過干渉を避ける |
第7章|アラスカン・マラミュートの費用目安

アラスカン・マラミュートは大型犬の中でも体格が大きく、被毛量・運動量・温度管理の必要性から、飼育コストは高めになりやすい犬種です。迎える前に「継続的にかかる費用」を現実的に把握しておくことが重要です。
初期費用
日本国内では流通数が多くないため、子犬価格には幅があります。加えて、大型犬に対応した用品が必要になります。
主な内訳は以下の通りです。
- 子犬価格:30万〜70万円前後
- 混合ワクチン・健康診断:2万〜4万円
- マイクロチップ登録:数千円
- 大型犬用ケージ・サークル:3万〜6万円
- ベッド・マット類:1万〜2万円
- 食器・首輪・リード:1万〜2万円
- 被毛ケア用品・管理用品:1万〜2万円
初期費用合計:約40万〜80万円前後
血統・輸入背景・ブリーダーによっては、さらに高額になる場合もあります。
年間維持費
成犬になると体格と運動量に応じた継続費用が発生します。
目安は以下の通りです。
- フード代:15万〜25万円
- 予防医療(ワクチン・フィラリア等):2万〜4万円
- 通院・軽度治療費:1万〜3万円
- 消耗品(首輪・ブラシ・寝具等):2万〜3万円
- 冷房代・環境管理費:2万〜5万円
年間合計:約25万〜40万円前後
特に夏場の冷房費用は、小型犬より明確に高くなりやすい点に注意が必要です。
費用面の注意点
アラスカン・マラミュート特有の注意点は以下の通りです。
- 被毛量が多くケア用品が多い
- 大型犬のため医療費が高くなりやすい
- 夏場の空調管理が必須
- ペット可物件でも大型犬不可の場合がある
- 高齢期の介護負担が大きくなりやすい
ペット保険は、高額医療費への備えとして検討価値があります。
第7章まとめ表
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 子犬価格 | 約30〜70万円 |
| 初期費用合計 | 約40〜80万円 |
| 年間維持費 | 約25〜40万円 |
| 主な出費 | 食事・医療・冷房 |
| 注意点 | 大型犬特有の維持負担 |
まとめ|アラスカン・マラミュートを迎える前に知っておきたいこと
アラスカン・マラミュートは、見た目の迫力とは対照的に、穏やかで人との協調性を大切にする犬種です。一方で、大型犬ならではの体力・管理負担・環境条件を必要とするため、「誰にでも向く犬」ではありません。
この犬種に向いている人
- 大型犬の特性を理解している
- 十分な運動時間を確保できる
- 夏場の温度管理を徹底できる
- 被毛ケアを継続できる
- 犬の自立性を尊重できる
向いていない人
- 暑さ対策が難しい環境
- 狭い住居や集合住宅
- 運動時間を確保できない
- 小型犬感覚で飼育したい
- 管理負担を最小限にしたい
アラスカン・マラミュートは、「かっこいいから」「憧れだから」という理由だけで迎える犬種ではありません。特性を理解し、生活全体で受け入れられる環境が整ったとき、初めてその魅力を発揮するパートナーになります。

