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うちのトイプードルがかなり大きい?トイプードルの3種類の体型とは?特徴・見分け方・性格傾向まで徹底解説

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トイプードルは、日本国内はもちろん、世界中で愛されている人気犬種です。

その理由は、ふわふわの巻き毛や多彩なカットスタイル、そして賢く従順な性格にあります。

しかし、トイプードルと一口に言っても、実は“体型”によって見た目や性格傾向、育てやすさが大きく異なることをご存じでしょうか。

理想のトイプードル像を探していたら、思ったより足が長かった。

なんかうちのトイプードルすごく大きいんだけど?!

そもそもトイプードルの体型にはどんな種類があるの?

こうした疑問や不安は、これから子犬を迎えたい方や、既に一緒に暮らしている飼い主の方にも多いものです。

実際、トイプードルの体型は大きく「ハイオン」「ドワーフ」「スクエア」の3タイプに分かれます。それぞれに見た目やカットの似合い方、運動量、性格傾向、健康リスクに特徴があり、正しい知識を持つことで、理想の愛犬との暮らしがより豊かになります。

本記事では、

  • 3種類の体型それぞれの特徴や見分け方
  • 性格や飼いやすさの傾向
  • 体型別の健康リスクや注意点
  • 子犬の時点での見極め方、選び方

まで、最新の情報とともに、初心者でも分かりやすく徹底解説します。愛犬家はもちろん、これからトイプードルを家族に迎えたい方もぜひ参考にしてください。

目次

トイプードルの体型はなぜ3種類に分かれるのか?

トイプードルと聞くと、誰もが“ふんわりした巻き毛の可愛らしい小型犬”というイメージを持つことでしょう。

しかし実際には、足の長さや胴の長さ、全体のバランスによって印象が大きく異なります。なぜ同じ犬種なのに体型のバリエーションが生まれたのでしょうか。その理由を、犬種の歴史や遺伝の観点から解説します。

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体型の違いが生まれた理由

トイプードルの祖先は、ヨーロッパで狩猟犬(ウォーター・ドッグ)として活躍していました。その後、サイズのバリエーションが増え、小型化されて愛玩犬として普及する中で、外見の特徴や好みによる選択交配が繰り返されてきました。

また、ショードッグとしての基準(JKCやFCIの犬種標準)と、家庭犬やペットショップで求められる“可愛らしい見た目”との間で、好まれる体型の差が生じていきました。結果、足が長く胴が短い「ハイオン」、胴が長めで足が短い「ドワーフ」、理想的なバランスとされる「スクエア」という3つのタイプが生まれたのです

JKCなど犬種標準との関係

日本で公認されているトイプードルの犬種標準(JKC基準)では、体高と体長がほぼ等しい「スクエア」体型が理想とされています。

しかし、実際には体型に個体差があり、ペットショップやブリーダーによっても評価基準が異なります。

また、近年では「ぬいぐるみのような体型(=ドワーフ)」が人気となり、ショータイプと家庭犬で見た目に違いが見られるようになりました。

遺伝と体型の関係

体型は遺伝の影響を強く受けますが、両親が同じ体型であっても、兄弟で違うタイプが生まれることもあります。また、成長途中で骨の伸び方が変化し、子犬のときの印象から大きく変わるケースも少なくありません。

そのため、希望する体型がある場合は、信頼できるブリーダーから両親や血統の情報を確認し、成犬時のイメージをしっかり共有することが重要です。

各体型の特徴と見分け方

前述しましたがトイプードルの体型は、大きく「ハイオン」「ドワーフ」「スクエア」の3種類に分類されます。体型ごとに足や胴のバランスが異なり、見た目の印象やカットスタイルの似合い方、運動能力なども変わってきます。

ここでは、各タイプの詳しい特徴と、実際に見分けるためのポイントを徹底解説します。

ハイオンタイプとは

特徴

ハイオンタイプは「足が長く、胴が短い」体型が特徴です。立ち姿がすらりとしており、スタイリッシュな印象を与えます。歩いたり走ったりするときにも、脚の長さが際立ちます。成犬時のショードッグや海外タイプのトイプードルにも多く見られます。

見分け方

  • 前足から後足の長さに対して胴体が短く、全体的に足がスラッと伸びている
  • 横から見た時に体高が体長よりやや高く見える
  • 顔立ちも面長な傾向があり、大人びた雰囲気

向いているカット・人気スタイル

  • コンチネンタルクリップやラムクリップなど、足のラインを強調するカットがよく似合います
  • スタイリッシュなカットで、ショー向き

ドワーフタイプとは

特徴

ドワーフタイプは「胴が長めで足が短い」体型です。全体的にずんぐりむっくりした可愛らしい印象で、“ぬいぐるみ”のようなトイプードル像にぴったり。家庭犬として日本国内で人気の体型です。

見分け方

  • 横から見ると、足よりも胴が長く、体長が体高よりも明らかに長い
  • 足が短く、座ったときに胴が地面に近い
  • 丸顔、骨太な印象

向いているカット・人気スタイル

  • テディベアカットやパピーカットなど、もこもことしたスタイルが似合う
  • 足先を太めに仕上げるカットが愛らしさを引き立てます

スクエアタイプとは

特徴

スクエアタイプは「足と胴の長さがほぼ等しい」バランス型の体型です。ショードッグとして理想とされる体型で、動きの美しさやどのカットも映える万能型です。

見分け方

  • 横から見ると、体高と体長がほぼ1:1の比率で、正方形に近いシルエット
  • 立ち姿・歩様ともにバランスが良く、スタンダードな美しさ

向いているカット・人気スタイル

  • どんなカットスタイルも似合う
  • スタンダードなラムクリップや、テディベアカットもよく映える

体型比較表:3種類の体型の特徴まとめ

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体型足と胴の長さ見た目の印象向いているカット性格傾向
ハイオン足長め/胴短めスタイルが良く大人びたコンチネンタル、ラム等活発・好奇心旺盛
ドワーフ足短め/胴長めずんぐり・丸っこいテディベア、パピー等甘えん坊・おとなしい
スクエア足と胴ほぼ等しいバランス良く万能型どんなカットも似合う中庸・バランス型

子犬期での見分けの難しさ

体型は子犬期と成犬期で変化することが多いため、見た目だけで判別するのは難しい場合もあります。両親や親戚犬の成犬時の体型を参考にするのがベストです。ブリーダーにしっかり相談し、体型の傾向を見極めましょう。

体型ごとの性格傾向や飼いやすさの違いは?

トイプードルはもともと賢く、人懐っこい性格で知られていますが、体型によって運動量や遊び好きの傾向、さらには性格の微妙な違いが感じられることもあります。

また、体型による飼いやすさや向いている家庭環境にも差が出る場合があります。ここでは、それぞれの体型の性格や生活スタイルの特徴、飼育時に押さえておきたいポイントを詳しく解説します。

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ハイオンタイプの性格と飼いやすさ

ハイオンタイプは、足が長く運動能力に優れているため、活発で好奇心旺盛な子が多い傾向にあります。

外遊びや散歩を楽しむ家庭、アジリティやドッグスポーツに挑戦したい飼い主に向いています。頭が良くて俊敏な反面、退屈するとイタズラや無駄吠えが増えることも。適度な運動と知的な刺激を与えてあげることが大切です。

  • 活発で外遊びが好き
  • 新しいことや人にも興味津々
  • 精神的にも自立心がある反面、甘え上手

ドワーフタイプの性格と飼いやすさ

ドワーフタイプは、見た目同様に“ぬいぐるみ”のような温厚さや甘えん坊な性格が魅力です。

穏やかで人懐っこく、初めて犬を飼う方や室内飼いメインのご家庭にも向いています。ただし、運動不足や肥満になりやすいので、適度な運動は必要です。

  • 甘えん坊で飼い主大好き
  • 比較的おとなしく抱っこ好き
  • 他のペットや小さなお子さんとも仲良くできる傾向
  • 無理に運動をさせるより、生活環境の工夫で十分

スクエアタイプの性格と飼いやすさ

スクエアタイプは、バランスの良い体型のため、性格も“中庸”で、家庭犬からショードッグまで幅広く活躍します。

運動好きで活発な面と、おとなしく落ち着いた面を両立しやすく、幅広い家庭環境に適応できる柔軟さが特徴です。

  • 運動好きだが、家でのんびりもできる
  • 適応力が高く、初めての方にもおすすめ
  • 子どもからお年寄りまで、家族全員と良好な関係を築きやすい

体型による健康・性格の傾向まとめ

比較表:体型と性格・飼いやすさの違い

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体型性格傾向飼いやすさのポイント向いている家庭環境
ハイオン活発・好奇心旺盛運動・遊びが好き、刺激が必要アウトドア派、運動好き
ドワーフ甘えん坊・穏やか抱っこ好き、初心者向き室内飼い・高齢者・子ども
スクエアバランス型・適応力高い多様な生活環境にフィット家庭犬・ショードッグ両方

性格以外の健康面の傾向

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体型注意点
ハイオンジャンプや激しい運動が得意な反面、関節や膝への負担がかかりやすい
ドワーフ運動不足や肥満に注意。足の骨格や腰への負担にも配慮
スクエア全体的にバランスが取れており、極端なリスクは少ないが、油断は禁物

トイプードルの体型の選び方と注意点

理想のトイプードルと出会うためには、体型の特徴や傾向を理解したうえで選ぶことが大切です。

しかし、体型は成長とともに変化するため、子犬の時点で100%見分けるのは難しいものです。ここでは、体型選びで失敗しないためのポイントや、飼い主が気を付けるべき注意点について詳しく解説します。

子犬の時点での体型見分け方

トイプードルの体型は遺伝的な要素が大きいですが、成長段階で大きく変わる場合もあります。子犬を選ぶ際には、以下のポイントをチェックしましょう。

  • 両親や兄弟犬の体型を確認
    • 成犬時の体型は親犬に似ることが多いので、できるだけ両親や兄弟犬を実際に見ておくと参考になります。
  • 生後2〜3ヶ月の時点で足と胴のバランスを観察
    • 足が長めならハイオン傾向、胴が長めならドワーフ傾向ですが、スクエア型はやや見分けがつきにくいことも。
  • ブリーダーやショップに将来予想を確認
    • 信頼できるブリーダーは成長後の体型予想をしっかり伝えてくれることが多いです。不安な点は遠慮なく質問しましょう。

家庭環境や希望に合った体型選び

  • アウトドアや運動が好きな家庭
    • 活発なハイオンタイプが向いています。ドッグランや散歩が好きな方に最適です。
  • 小さなお子さんや高齢者がいる家庭
    • 温厚で抱っこ好きなドワーフタイプが安心。落ち着いた性格が家庭になじみやすいです。
  • 誰にでも飼いやすい万能型を希望
    • スクエアタイプはどんな家庭にもフィット。初めての犬飼いにもおすすめです。来予想を確認

体型選びでよくある注意点・失敗例

体型だけで選ばず、性格や健康状態も重視する

  • 見た目に惹かれて選んでも、性格が合わなければトラブルの原因に。

極端に小さい(ティーカップ)や短足だけを求めない

  • 健康面のリスクや将来の関節・骨のトラブルにもつながるため、バランスの取れた個体を選ぶことが重要です。

子犬の成長過程で体型が変わる可能性に理解を持つ

  • 最初に思っていた体型から成犬時に変わることも多いため、あらかじめ柔軟な気持ちで迎えましょう。

信頼できるブリーダー・ペットショップ選びのポイント

  • 両親犬の情報をきちんと開示してくれる
  • 遺伝性疾患の説明や健康診断書がある
  • 犬舎の衛生管理・環境が良い
  • 初心者の質問にも丁寧に答えてくれる

トイプードルの体型に関するよくある質問(FAQ)

トイプードルの体型について、実際に飼い主やこれから飼いたい方から寄せられる「よくある質問」をまとめました。体型の違いや選び方、健康や性格の傾向まで、疑問や不安の解消にお役立てください。

トイプードルの体型は遺伝しますか?

体型は遺伝的な要素が強いですが、両親が同じタイプでも兄弟ごとに差が出ることがあります。信頼できるブリーダーから親犬の情報を確認しましょう。

子犬の時点で体型を正確に見分けられますか?

子犬の段階では完全に見分けるのは難しく、成長過程で印象が変わる場合も多いです。両親犬や兄弟犬、過去の成長実績を参考にするとよいでしょう。

どの体型が一番飼いやすいですか?

体型による飼いやすさは、家庭環境や飼い主の希望によって変わります。ハイオンは運動好きな家庭、ドワーフは室内飼い向き、スクエアはバランス型でどんな家庭にも適応できます。

体型によって病気やケガのリスクは違いますか?

ハイオンタイプは足や関節のケガ、ドワーフタイプは肥満や腰への負担がやや高まる傾向があります。どの体型でも日々の健康管理が大切です。

体型によって性格も違いますか?

一般的な傾向として、ハイオンは活発、ドワーフは甘えん坊、スクエアはバランス型ですが、最終的には個体差が大きいので、一頭一頭の性格をよく観察しましょう。

まとめ|理想のトイプードルと出会うために

トイプードルの体型は「ハイオン」「ドワーフ」「スクエア」の3種類に大別され、それぞれに見た目の魅力や性格、飼いやすさ、健康面での特徴があります。

どの体型が“良い・悪い”ということはなく、飼い主のライフスタイルや家庭環境、愛犬への理想像によって選ぶポイントが変わります。

重要なのは、体型の知識とともに、その個体の性格や健康状態にも目を向けること。また、子犬の時期には成犬時の体型が完全に予測できるわけではないため、柔軟な心で愛犬を迎え入れる姿勢も大切です。

ブリーダーやペットショップ選びにも十分配慮し、信頼できる情報をもとに選択すれば、きっと理想のトイプードルとの出会いが待っています。本記事が、あなたと愛犬との幸せな毎日に少しでも役立つことを願っています。

【参考文献・出典】

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この記事を書いた人

子供の頃から動物が大好きです!今は保護犬チワワの「とてち」とマンチカン「こいけ」、保護猫の「こまつ」と生活しています。トリマーをしながら栄養士の資格も取得しようと奮闘中です。

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