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犬のための“ローリングストック”完全ガイド|非常時も困らないフード・水・日用品の備蓄術

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災害はいつ起こるかわかりません。そう分かってはいても、“非常用ストック”が気づけば賞味期限切れだった、数が足りなかった――そんな経験、ありませんか?

犬と暮らす家族にとって「ローリングストック」は“命を守る日常の防災術”。単なる“買いだめ”とは違い、「普段の暮らしの延長で備えを回しながら切らさない」ことが最大の特徴です。

本記事では、「何を・どれだけ・どうやって備えるか」「上手な管理法」「被災現場のリアルな失敗・成功談」まで、実践に役立つ“本気の備蓄術”を徹底解説します。

目次

ローリングストックとは?犬の防災でなぜ重要なのか

「ローリングストック」とは“使った分だけ買い足して、常に備蓄が切れないようにする”新しい防災のスタイルです。

犬の命を守る備えとして、なぜローリングストックが最強なのか――その理由を解説します。

ローリングストックの基本

  • 買い置きしたものを普段から少しずつ使い、消費したら即補充することで、常に「新鮮な備蓄」を維持
  • 人間だけでなく犬のフード・水・消耗品も同じくローリングストックがベスト

なぜ犬にとっても重要なのか

  • 災害直後はペット用品の入手が困難になりやすい(被災地の流通ストップ・店舗品薄・救援物資の遅れ)
  • 環境変化やストレスで「食べ慣れたフード」しか受け付けない犬が多い
  • 普段と同じものがすぐに使える=心と体の健康を守る最大の武器

「買いだめ」との違い

  • “非常用に買いだめ→そのまま忘れて劣化・賞味期限切れ”はトラブルの元
  • 「回しながら使う」=廃棄ロスも減り、家計にも優しい

備蓄すべきフード・水の種類と量

災害時に「足りなかった」「急に違うフードを与えたら体調を崩した」という声は本当に多いです。“何を・どれだけ”ストックしておくべきか、具体的な目安やおすすめ管理法を徹底解説します。

フード(ドライ・ウェット・非常食)

  • 基本は「普段食べているもの」を“最低3日分”、できれば1週間分(災害時は供給が長期間止まることも)
  • ドライ・ウェット両方あると食欲不振時にも◎
  • 長期保存食(真空パック・缶詰)もサブで用意
  • 体調や持病によっては療法食やアレルギー対応フードもストック
  • サンプルや未開封品は備蓄用に活用しやすい

チェックリスト

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チェックストック品目安量補足
ドライフード3日~1週間分普段と同じ銘柄が理想
ウェットフード2~3パック食欲低下時や高齢犬用にも
長期保存フード1~2食分真空・缶詰・レトルト
おやつ数日分ストレス対策にも
飲料水7日分体重・季節で調整

水(飲料水・調理用・非常用)

  • 犬1頭あたり:1日につき体重1kgあたり約50~60mlが目安
    • (例:5kgなら1日250~300ml。夏場や体調不良時はさらに多めに)
  • 人間用ペットボトルでもOKだが、“犬専用の保存水”も売られている
  • 水は多めに備え、できれば1週間分が理想
  • 短期なら紙パックや少量ボトルも便利
  • 非常用給水バッグ・ボウルも一緒にストック

水の目安表

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犬の体重1日必要量7日分備蓄目安
3kg180ml約1.3L
5kg300ml約2.1L
10kg600ml約4.2L

“食欲不振時の対策”もセットで備える

  • 缶詰・流動食・スープパウチ等、「いつもより食いつきの良い」ものを少量ストック
  • 高齢犬や持病犬は特に“飲み込みやすい非常食”を
  • 普段から“非常食の味見”をしておくと安心

体験談

「地震でスーパーも通販も全滅。備蓄のフードと水だけで1週間乗り切れた。普段食べ慣れた銘柄じゃないと全然食べなくて焦ったが、1週間分あったから救われた」(30代女性・小型犬)

その他の日用品・消耗品のローリングストック

災害時に本当に困るのは「トイレや衛生」「薬が足りない」「安心グッズがなくてストレスMAX」――。日用品・消耗品もフードや水と同じように、普段から“切らさない回し方”が必須です。

トイレシート・消臭袋・おむつ

  • 普段の消費ペース×日数分をストック(例:1日3枚×7日=21枚)
  • 消臭袋・ゴミ袋も“かなり多め”に用意
  • 排泄トラブル・下痢・嘔吐用のおむつやシーツも
  • トイレトレーや携帯トイレ、清掃用グッズも合わせて

チェックリスト

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チェックストック品目安量補足
トイレシート1日3~5枚×7日体格・年齢で調整
消臭袋・ゴミ袋10~20枚匂い・衛生対策
おむつ必要に応じて高齢犬・療養犬など

常備薬・健康管理グッズ

  • 持病薬・療法食・サプリメントは1週間分以上用意
  • 動物病院の連絡先、診察券コピー、健康手帳もまとめて管理
  • 使用期限の管理は特に厳重に
  • 獣医師とも「災害時の薬ストック」について相談しておくと安心

ケア用品・タオル・おもちゃ

  • 普段慣れたタオルや毛布は“心の避難所”にもなる
  • ストレス発散用のおもちゃ、噛むガム類
  • ウェットティッシュ・消毒スプレーも大量に必要

体験談

「避難生活で一番困ったのは“トイレの後始末”と“消耗品の不足”。普段の3倍くらい消費したので、ストックは多めが正解」(40代・多頭飼い)

賞味期限・使用期限の管理方法

「気づいたら期限切れ」「いざという時に腐っていた」――備蓄で一番多い失敗例です。日用品やフードの賞味期限を切らさない、賢いローリングストック管理法を解説します。

ストックリスト&管理シート

  • Excelや手帳・スマホメモで「アイテム名/備蓄数/期限/買い足し日」を管理
  • 冷蔵庫や玄関に「ローリングストックリスト」を貼ると家族全員で共有しやすい

備蓄品管理シートの例

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アイテム残数賞味・使用期限買い足し日次の補充予定
ドライフード3袋2025/9/12025/5/12025/8/20
トイレシート25枚2025/11/12025/6/102025/10/20

“使ったらすぐ買い足す”習慣化

  • フードや消耗品を「開封したら必ず新しいものを購入」
  • 買い忘れ防止に“残量〇〇以下で即注文”のルール化

賞味期限切れ間近のフード活用

  • 賞味期限間近なら「普段のごはんとして消費」→無駄なく回す
  • 余った分は動物保護団体やフードバンクへの寄付も選択肢

体験談

「期限切れのドライフードを大量廃棄…リスト管理を始めてからは“使い切り・買い足し”がスムーズに。無駄もなくなりました」(50代・男性)

“やってよかった/困った”リアル体験談

備蓄を続けていると「これは正解だった」「まさかの落とし穴があった」というリアルな声がたくさん寄せられます。

ここでは、失敗・成功エピソードを通して“明日は我が身”のヒントをお届けします。

普段使いストックで助かった

女性

災害直後、普段から使っているフードやトイレグッズがそのまま避難先で役立った。買いだめじゃなくローリングストックのおかげで“切らさず・無駄なく”回せた。(30代・女性)

薬のストックが命を救った

男性

持病持ちの犬なので、普段から2週間分は薬をストック。災害時に動物病院が休業だったけど、備えがあったから慌てず済んだ。(40代・男性)

保管トラブル・廃棄ロスの苦い経験

女性

ストック品が湿気でカビだらけに…。密閉ケースや乾燥剤も大切だと痛感。(50代・女性)

賞味期限アラームを家族で共有して大正解

女性

備蓄のフードや消耗品、どうしても期限がわからなくなりがち。家族みんなでGoogleカレンダーに賞味期限を入れてアラームをセットしたら、誰かが気付いて必ず“先に使う→補充”がスムーズに。“家族全員で管理”が本当に助かった!(30代・女性)

車にも分散ストック、外出先で救われた

男性

普段は玄関にまとめてたけど、車にもフード・水・トイレ用品を小分けで入れておいた。台風で急な車中泊になった時、すぐに使えて“本当に備えてて良かった”と思った。(40代・男性)

SNS・アンケートから集めた“あるある”声

  • 「災害時は消耗品の消費量が跳ね上がる!多めが安心」
  • 「ストックがあると飼い主の不安も減る」
  • 「期限管理アプリやスマートリマインダーを使うと便利」

犬のローリングストックQ&A

「量はどのくらい?」「狭い家ではどうする?」など、ローリングストックに関する疑問に具体的に答えます。

どれくらいの量を備蓄すれば安心?

最低でも“3日分”、可能なら“1週間分”が推奨。多頭飼い・療法食や薬が必要な場合は「普段の2倍」が理想。

多頭飼い・シニア犬の場合は?

犬ごとに体重・体調・好みが違うので、「全頭分×日数」を計算。高齢犬や薬が必要な場合は必ず“余裕を持って”多めに。

保管スペースが狭い時の工夫は?

  • クローゼットや車、ベッド下など“分散収納”も活用
  • ミニパックや小分け保存が場所を取らず便利
  • 防湿ケースや収納ボックスで衛生的に管理

フードローテーションの失敗談と対策

突然フードを変えると食べなくなる場合も。

→「時々、普段のごはんに“備蓄用フード”を混ぜて慣れさせる」のがおすすめ。

賞味期限切れフード、どうする?

期限が切れても未開封で保存状態が良ければ「自己責任で少量試す」のも一案ですが、基本は廃棄がおすすめ。

賞味期限や残量を家族みんなで共有したい!

冷蔵庫や玄関に「備蓄リスト」を貼る/グーグルスプレッドシートやアプリで管理/“誰が見ても一目で分かる”形にしておくと安心。

備蓄品リスト&チェックシート

備蓄は“量より質&見える化”が大切。

「これさえあればOK!」というリアルな備蓄品リストを、プリントしてそのまま使えるテンプレ付きで紹介します。

犬のローリングストック・必要品チェックリスト

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チェック項目推奨ストック量補足
ドライフード3日〜1週間分いつもの銘柄
ウェットフード2〜3パック食欲不振用
飲料水7日分体重・季節で調整
トイレシート1日3〜5枚×7日消耗多め
ゴミ袋・消臭袋20枚以上衛生管理
おやつ・ガム数日分ストレス緩和
常備薬・サプリ1〜2週間分動物病院にも確認
タオル・毛布2〜3枚精神安定・防寒
おもちゃ2〜3個普段使いのもの
ウェットティッシュ1袋以上清掃・衛生
健康手帳・診察券コピー1部緊急時に備えて
非常用給水バッグ1個持ち運び便利

チェックリストの活用法

  • 印刷して玄関・防災バッグに貼っておく
  • “使ったら赤でチェック”→買い足したらチェックオフ
  • スマホやクラウドにも保存しておくと安心

まとめ|“日常備蓄”こそ最強の防災対策

毎日を過ごしながら自然と備蓄が回せる「ローリングストック」は、犬の命と家族の安心を守る最強の防災習慣です。

  • 期限切れ・数不足・「備蓄したつもり」の失敗をなくす
  • 普段の生活から、もしもの時に備える「見える化」こそが安心の源

今日から、“できることを一つずつ”始めていきましょう。

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この記事を書いた人

子供の頃から動物が大好きです!今は保護犬チワワの「とてち」とマンチカン「こいけ」、保護猫の「こまつ」と生活しています。トリマーをしながら栄養士の資格も取得しようと奮闘中です。

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